文字を中心に考えていくロゴ作成

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一度作ると様々なところで利用されることになるロゴですが、ロゴ作成をしようとすると様々なものを入れ込みたくなり、収拾がつかなくなりがちです。特に伝えたい情報をスムーズに伝えていくためには文字を中心としたロゴにするのが一般的ですが、その場合にも注意しておきたい点があります。

どういった点を考えていけばよいのかチェックしてみましょう。

ミリタリーのロゴ作成をしたい!やり方と注意点をわかりやすく紹介!


文字なら伝わりやすい

ロゴを作成するときに文字を中心とした形にすることが多いのは、伝えたいことをストレートに伝えることができるからです。何かのモチーフやイラストを中心にして作ると、見た人によって受け取り方が変わることもあります。

文字が判別できる形なら、その文字であらわす内容はきちんと伝わるため、誤解などを生みにくくなるのです。じっくり見てもらう機会は少ないロゴだからこそ、一目でわかり、間違いなく伝わるようなものにすべきでしょう。

そういった点で文字を利用することは重要なポイントとなってきます。文字といっても、シンプルに文字を並べるものもありますし、文字自体をデザインしてオリジナルのものにすることもあります。文字を中心にすると決めたとしても、伝えたいイメージや用途に応じてどういった文字を使うのかを考えていく必要もあるので、簡単にいくものではありません。

どの様なロゴを作りたいか、何を実現したいのかなどを考えてイメージづくりをし、ロゴ作成に生かしていきましょう。

大きさについて考える

文字中心のロゴ作成をする際に考えたいポイントとしてまず挙げられるのが大きさについてです。参考情報...ロゴ作成のビズアップ

使用するロゴの大きさを考えたうえで、一文字一文字がどの程度の大きさになっていくかを確認していきます。その際に、文字数が多くなると当然文字の大きさは小さくなっていきますから、きちんと見えなくなってしまうことも考えられます。

どれぐらいの大きさになるのかについて、見やすさ読みやすさを考えて設計していくことも必要になるのです。また、文字の形によっても必要な大きさは異なってくることもあります。太くて見やすい字体を使うときと、細くて繊細な文字のデザインを使うときとでは読みやすさが異なります。

デザイン的にこだわりがあるのであれば、それに合わせた大きさでできるように調整していかなければなりません。文字は読めなければ意味が半減してしまいますので、見やすい大きさかどうかについてしっかりチェックしておくことを忘れないようにしたいものです。

文字数の調整を

文字はわかりやすいものですし、会社名や商品名など入れるものがはっきり決まりやすいのですが、そのまま入れたいものを入れられるとは限りません。大きさが十分でなければ読みにくいのは先ほど挙げたとおりですし、また文字数が多くなりすぎると、ちょっと目にするだけのロゴとしてはうまく機能しなくなってしまうこともあります。

見やすく、ロゴとして機能するように仕上げていくためには、あえて文字数を減らしていくことも必要になるのです。そのままで十分に見やすいかどうか、文字の大きさや読みやすさをチェックしたうえで、どの程度の文字数で配置するのが良いのか確認しておくことが必要です。

場合によっては頭文字などにとどめるなど、大幅にカットする必要が出てくるかもしれません。その場合でも伝えたいことが伝わるようなデザインを心掛けるなど、より大きな配慮が必要になるかもしれません。

色も表現のポイント

ロゴはスペースなどに限りがあるため、あまり多くのものを盛り込めないものでもあります。そのため表現のために使えるポイントも限られるので、有効に使っていく必要があります。特に見た目に影響するところとして色があります。

色が見た目に与える影響は大きいですし、そこから伝えることができるイメージも広がっていきます。この点も有効に使っていきましょう。色が一つ違うだけで、温かみや熱意を示したり、クールさや正確さをイメージさせたりすることもできます。

ロゴで伝えたいことは何かを決めておくと、それに合わせた色選びもしやすくなっていくでしょう。どの色を使うかはもちろんですが、ふんわりした色付けにするのか、はっきりした色遣いをするのかなど、ちょっとした使い方の違いでも変わってきます。

一色だけではなく見合わせる色によってイメージが変わってくることもあるでしょう。会社などのテーマカラーが決まっていればそれを取り入れることもあるはずです。形が決まっている文字だからこそ、色は表現のポイントとして重要なものとなっていきます。

配置の仕方もいろいろ

文字をロゴに使うというと、そのまままっすぐ配置するイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。それだけではなくいろいろな配置を楽しむことができます。ある程度余裕があれば曲線上に文字を配置することもできるでしょう。

ポイントとなる文字を中心に、細かくて見えなくても仕方ない文字を周辺に配置するなど変化を付けてみてもよいかもしれません。

メインの文字と小さくてもよい文字を併存させていくデザインのものもよく見かけます。文字数を減らすことは難しい場合にこうした方法をとっていく工夫もできるかもしれません。ぜひ効果的な配置の仕方を見つけてロゴ作成に生かしてみましょう。


ありきたりになりすぎないように

文字を使ったロゴはいろいろなところで使われていますし、使い勝手の良さもあります。それゆえに似たものばかりになってしまうこともあるので注意しましょう。似たような社名のものが混同しやすくなったり、見間違いを引き起こしてしまったりします。

そういったことを避けるためにはオリジナリティを大切にしていくことが必要です。シンプルなロゴはすでに多く使われていることが多いので、シンプルさを特徴としたいのでなければ、ちょっと工夫を加えてみたり、ユニークなものに仕上げていくなどすると、ほかのものと混同されにくくなるでしょう。

こうした点に注意してロゴ作成をしていきたいものです。

伝えやすさを生かしつつ個性も出して

文字を中心としたロゴは非常に使い勝手が良い点が大きな特徴です。作成も簡単で見やすく作りやすいものではありますが、しっかり確認していないと思うように見てもらえなかったり、ほかのものと間違えられたりすることもありがちです。そうならないように、伝えやすい特徴は生かしつつも個性をプラスしていけるロゴ作成を心掛けていきましょう、